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湯かげん
今時は
スイッチ一つ
お湯の量も
温度も全部自動でやってくれ
おまけに
「お湯が入りました」とアナウンスまでしてくれる。
便利な世の中になった
ことすら忘れてしまっている。
子供のころ
井戸からつるべで水を汲んで
バケツに移し風呂場に何回も運んで風呂桶いっぱいに水を張り
風呂のたきぐちで火をおこし
わらや 柴や 薪で風呂を沸かした。
そうそう
竹の節に錐で穴を開けた なんて名前だったか
ふーふー吹いて火がよく燃えるように
風を送ったりする道具
それも手製
柴も 薪も父と母が山でとってきたもの。
秋や冬に山に入り1年分の薪を用意していた。
寒くなった夕方
風呂をたく祖母や母の隣で
よく燃える火を見ながら
体をくっつけて並んで座っていた。
お風呂が沸いたら
湯をかき回し
湯加減をしなければなりません
上だけ手を入れて温度をみて
温かいと思っても下はまだ水
そのままお風呂に飛び込んだのでは
大変なことになってしまいます。
風呂の湯加減をみる
きっと私の息子たちはそんなことも知らないでしょうね。
寒くなったこの季節に温かいお風呂はありがたい。
苦労なく便利に沸かしたお湯に温まりながら
昔のことを思い出してしまった。
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2007/11/30 (Fri.) Trackback() Comment(0) !
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