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寛解と治癒
11月も終わりの診察日
「食べられていますか?」とドクターに尋ねられ答えに困った。
食べている ともいえるし 食べていないとも。
私はすごい偏食しているのだ。
1日に1リットルのヨーグルトと少しの野菜と粥。少しの魚。
まあ 生きている程度には というところでお互いに納得の答え?!。
じわじわ じわじわコレステロール値が上がってきたので、それを抑えるための薬が増えることになった。
薬 それぞれの量は少ないけれど種類が多くて、、、
まあ 仕方ない 脳出血なんて事態は困るし飲みます。はい。
血液検査で免疫グロブリンの数値が下がってきた。
その数値で慢性GVHD(移植片対宿主症)が治まって来たと分かるので プログラフ免疫抑制剤が1日に0.4mgに減らされた。うれしい。
「胃はどうですか?」
そうだった 胃がんの手術をしたのだった。
2ヶ月も経たないのになんだかもう 忘れかけている。
「大丈夫」と答えた。
前のPETで胸に集積があったのは 肺の炎症で再発ではないと正式な診断。これもあまり心配していなかったけれど よしよし。
リンパ腫は 「ほぼ完治」「完治した可能性が高い」というところまで来た。これってすごい事だ。
リンパ腫や白血病など 治療して症状が一時治まったり 症状が出なくなったりすると「寛解」という言葉で表される。
治癒ではなく寛解といわれるのは 不治の病だから。
一度この病気になると一生治ることはないのだ。「不治の」と「寛解」はセットの言葉。寛解だけを言われると言葉の意味が分からなくなりやすい。
患者さんの中にはこの寛解が良く分からなくて どういう意味かって掲示板やメイリングリストで話題になったりする。
「あなたはもう治りませんよ。」と私は聞いたかどうか よく覚えていないけれど 多分医師から最初に説明を受けた時に聞いたと思う。治らないことは知っていたもの。そのことについて私がショックを受けた覚えがないから 絶望しないように気遣いながら 真綿で包んだような内容で話されたのだと思う。
「寛解」は分かったような分からないような曖昧な言葉だった。
先日外科の先生から「治らないから寛解と言うんだよ」ハッキリ バサッと言い放たれて やっと 「やっぱり」と理解出来た言葉だった。
そんな不治の病も 医学の進歩で治癒できるところまで来たのだ。
神様のおかげ ではありません。
慎重で丁寧な治療をしていただいたので良くなって来たのです。
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2008/11/28 (Fri.) Trackback() Comment(3) 病気自慢
Comments
飲んでいる薬が原因か
立証できないけれど可能性がないとは言えない
と言うことらしいです。
キーモ受けている人は 忘れずがん検診受けたほうが良いですよ。早期発見なら大丈夫ですから。
治療の日が長くなると二次がんの可能性も多くなるので注意するに越したことはありません。
ponちゃんも元気にお過ごしくださいね。
すずめ 2008/12/23 (Tue.) 17:54 edit
そうなんだ。
私も気をつけていきます。
それにしてもすずめさんの主治医の診察は丁寧ですね。来年もすずめさんにとってよい年をとなりますように♪
ponちゃん 2008/12/28 (Sun.) 15:52 edit
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すずめさん
久しぶりにブログを読んでいたら、胃がんが発見されたけど、早期発見できたこと知りました。10月は大変でしたね。でも、リンパ腫はほぼ治ったとお墨付きがついたことは、嬉しいことです。良かったです。私もすずめさんから元気をもらいます。
ponちゃん 2008/12/16 (Tue.) 21:03 edit