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靴磨きとおこそ頭巾
最近のちょっとしたマイブームは、
靴磨き。
夫も息子も
革靴で畑に行って草取りや水やりをするものだから
当然の結果として 2足の泥だらけの靴が玄関に並ぶ。
話はさかのぼって
約2週間目
JRの御徒町駅をちょっと出たところに
靴磨きのおじさんがいて
お客さんがいる場面には遭遇していなかったけれど
靴磨きがあることは気になっていた。
で
2週間前
その靴磨きで 靴を磨いてもらっている紳士が一人。
恰幅がよく 白髪で
適度に着込んだ紺色のスーツ
齢 70代 後半ぐらい。
片足を靴磨きの台にのせて座っている
その格好も良かったけれど
頭の
パナマ帽が なんとも素敵だった。
帽子も、かぶり方も 粋だった。
道ですれ違った若い子なら
おっ!カッコいい子だね。 と思ってもすぐに忘れるけれど
ちょい悪おやじ世代の
マフラーの色や結び方がシックで素敵でも
すぐに忘れるけれど
東京の街には 街角で偶然出遭い
その後長い間記憶に残る 老齢の紳士の粋があるのだ。
その老紳士の粋が 私に作用して
泥靴を気持ちよく磨かせる。
問題発生
靴紐がきちんと結べていない。
結び直そうかと思ったけれど
やめた。
家中で一番上手に靴紐を結べる私だけれど
知ったことではない
自分で結ぶのだ。
さて 粋な紳士には時々出会えるけど
粋なおばあさんにはなかなか出遭えない。
粋なおばあさんになるために必要なものは
「真っ白い足袋でしょう。
それから・・・」
と言っていたら
夫がつかさず言う。
「おこそ頭巾」
2008/06/18 (Wed.) Trackback() Comment(0) !
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