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おかいこさん
夫は仕事で時々結城に行くようになった。
結城の町は、大きな蔵のある家が多く その蔵の外壁は黒く漆喰が塗られていて歴史的な風情が感じられるのだそうだ。
結城といえばすぐに思い浮かぶのは紬。
昔は絹織物を扱い裕福な家が多かったのかしらと話していると、でも周りには桑畑が全然見えないのだとか。
今じゃあ 蚕を育てているのは皇居の中だけかも知れないね。
小学生だったころ、私はずっと蚕を飼っていた。
そのころは「蚕」じゃなく「おかいこさん」と誰もが言っていた。
小さな菓子箱のふたにポツポツ穴を開け卵から孵化した小さな黒い虫が段々白く大きくなり、それが透き通るような色になったら繭を作り蛾になって卵を産む というのを毎年毎年繰り返していた。
友達も蚕を飼っていて 遊ぶ時は蚕が入った箱を持ち歩き交換したり見せ合って遊んだ。
蚕が桑の葉をすごい勢いで食べるのをずっと見ていたり、
口から糸を吐き出し繭を作るのを見ているのも面白かった。
蛾の産んだ卵は、黄色がかっていたり 紫がかっていたりで綺麗だった。
毎日毎日 何年も繰り返し見ていても面白くて飽きなかった。
蚕が食べる桑の葉は、道端に生えている桑の木を見つけて取って来て与えていた。だから住んでいた町の何処に桑の木があるかよく知っていたし、未だに木の生えている所を見たら一番に目で探し見つけるのは桑の木だ。もうすっかり忘れてしまっているけれど 子供の私は道を歩きながらいつも桑の木を探していたんだろうなと思う。
紬の着物はしゃきっとしてとても着心地がよい。
結婚前に何枚仕立て 持って来たが一度も袖を通さず、しつけ糸のかかったまま箪笥の中に眠っている。
そのことが気がかりで ちょっと胸が痛かったりする。
2009/07/06 (Mon.) Trackback() Comment(2) 未選択
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結城は同じ県内でも行く機会はないでしょうねぇ・・・。
つむぎは高いし、着物きないし・・・。
おかいこさんは昔、親戚の家で飼っていたから、さわった経験あり。
桑を食べる音は雨が降っているのかと錯覚するくらいすごかった。
紬 ご自分で着なくとも、将来、息子さんたちのお嫁さんにあげてもいいのでは?
着物は何十年も着られますもの。
昨日の午前中、10数年来オスだとばかり思っていたカメの「さんちゃん」が卵を6つ産みました。庭に穴掘りしてるのをみつけ「げげげ、アンタが産むんかい?!写メ写メ!!」とあわてたワタシ。一つ目は割れてしまったので、次からはワタシがスコップで受け止めて植木鉢へ埋めました。本能なのでしょうね・・卵が入ってなくても丁寧に穴を埋め戻して産卵を終えたさんちゃんでした。
2号に写真付きのメールを送ると「うむ、ご苦労であった。孵化したらウケるお」とだけ返事が。元々の飼い主はオメーだろうに・・。
午後からは、昨年1つだけ産んだ「松ちゃん」も穴掘り開始。親心で穴掘りを手伝ったら、穴が大きすぎてお気に召さなかったのか穴掘り中止。
先ほど、別の場所に穴を掘って6~7個産みました。昨日産みたかったのに邪魔してごめんよぉ。松の卵はそのまんま庭に埋めておきます。ザルをかぶせて石をのせておきました。どうなることやら・・・。
れいんぼーまま 2009/07/06 (Mon.) 13:08 edit